運動しているのに腰痛って起きるもの?腰痛コルセットはここでも有効?

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腰痛と言うものは誰にでも縁があるものです。

縁を作りたくないけれど、出来てしまうと言った方が正しいでしょうか。

普通の人でも何かの拍子や加齢によって起きる腰痛、骨盤コルセットを使用している人も少なくないと思われます。

ではスポーツやバレエなど、日常的に身体を使っている人の場合はどうなのでしょう。

やはり腰痛に腰痛コルセット、有用なものなのでしょうか。



運動してるのに腰痛って起こるもの?

あまり運動らしい運動をしていない場合、筋肉が弱ってサポート力が低下、結果腰痛を起こすと言う事はままあることです。

しかし身体を動かすことが日常茶飯事である、アスリートやダンサーなどはどうなのでしょう。

彼等の場合筋肉をしっかりと鍛えているのですから、腰痛などは起こさないのではないか、そう考えても当然です。

勿論適度な筋肉トレーニングをしている場合、こういった腰痛とかもしくは肩こりなどとあまり縁なく過ごしていられるでしょう。

しかし過剰な運動や、無理な動きが重なってくるとそうもいきません。

所謂、過ぎたるは及ばざるがごとし、になってしまいます。

特に筋肉の強い人ほど、下手をするとその筋肉で骨や関節を引っ張り過ぎて怪我をしたり、骨盤などの歪みを作ってしまったりもするものです。

そうなれば腰痛と言う悲しい結果に到達してしまうのですね。

運動をしっかりしているのに腰痛と言うのは、勿論当人にしても非常に悔しいことに違いありません。



軽い気持ちで趣味としての運動なら

趣味として、それもあまり集中してやっていない運動で腰痛を起こした場合、これは整形外科などでも言われることですが、無理をせず安静にしていれば症状の改善も期待出来ます。

こういう方の場合、それまであまり運動していなかったのが、ふと思いついて運動を始めて見たら腰痛、と言う事が多いようです。

これは多くの場合、それまで使われていなかった筋肉を急に使い始めたせいで、内部で炎症を起こしたりと言うのが原因ですので、湿布や安静が一番の薬になります。

これに懲りて運動は止めよう、等と悲しいことは考えずに痛みが引いたらまた少しずつ身体を動かして欲しいものです。

またいきなり激しい運動をして、関節部に異常が出たりした場合も、急性のものならよほどひどくない限りもしくは関節部に異常が無ければ、安静にしていることで改善されていく事でしょう。

整形外科の医師の、もしくはリハビリの担当のアドバイスを受けつつ様子を見ていくのが最善です。

仕事や究極の趣味で運動している人の場合

軽い趣味ならともかく、スポーツやダンスなどを仕事にしている人の場合、腰痛は日常茶飯事と言っていいかもしれません。

しかも腰痛が起きたからと言って、では安静にしてと言うわけにも行きません。

何しろプロですので、勝手に休めば収入にも響きます。

また信用度も落ちてしまいます。

なので痛む腰を抱えて、表面何時も通りに動くしか無いわけです。

また究極の趣味としてこれらの運動をしている人の場合も、次の競技会がとか次の舞台がと言う事があるでしょうから、出来れば休みたくないと考えるものです。

人間の筋肉と言うのはかなり怠け者です。

数日休んだだけで、げっそり落ちてしまいます。

特に普段体を鍛えている人の場合、それが顕著に出てきます。

筆者の場合、手術で入院した時に、1日に1kずつ体重が減っていきました。

明らかに、運動できずに寝ていたので筋肉が落ち続けてしまったのです。

まあ1週間後には、今度は脂肪がつき始めて体重も増えてしまったのも事実です。

何がなんでも休むわけにはいかない人たち

バレリーナやダンサーの世界でのことわざに、「1日休めば自分に解り、2日休めば教師に解り、3日休めば観客に解る」と言うのがあります。

勿論筋肉だけでなく、踊りの質も低下していくと言う事を表したことわざです。

多分アスリートの世界でも同じことでしょう。

休めば休んだだけ筋肉も動きも悪くなるのですから、こういった人たちの場合どこが痛もうが休むわけにはいきません。

身体の要である骨盤や腰椎の部分に痛みが来ていても、そこを何とかしてトレーニングしなければならないわけです。

普通の人には異常に感じられるかもしれませんが、この手の仕事のプロの場合は当然の事なのです。

しかし無防備に、ただ根性だけで動けるものではありません。

プロのダンサーやアスリートの腰痛の原因は

普通腰痛と言った場合、ウエストの辺り腰椎部分が痛む場合と、骨盤の仙骨部分が痛む場合があります。

普通の人の場合前者が多く、運動が日常になっている人には後者が多いようです。

骨盤は身体の要体幹の要

昨今スポーツの場でもストレッチの本などにも、体幹と言う言葉が良く見受けられるようになりました。

ダンス関係では昔から、センターと呼ばれていた感覚です。

身体の中心にまっすぐな線が通っているというイメージで、身体の歪みを調整していくのに必要な感覚です。

正面から見た時に背骨がまっすぐになっていることと、横から見た時に骨盤の正面部分が床と垂直になっているのが条件と言っていいでしょう。

これが何かのトラブルや過剰な運動、外部からの大きな刺激で崩れてしまうと、勿論骨盤も歪みます。

これが腰痛を引き起こす原因になるのです。

筋肉が強いのが災いすることも

ダンサーもアスリートも強い筋肉を持っています。

普段はこれが、関節部などにかかる負荷を軽減してくれています。

激しい運動をしても、関節部を守ってくれているわけです。

しかしこれが逆に、運動中に筋肉に力が入り過ぎると関節や骨自体を引っ張り過ぎて、歪めてしまう場合があるのです。

特にダンサーやバレリーナの場合、ターンアウトと呼ばれる外向きの脚を作らなくてはなりません。

これをやり過ぎて、その後の調整をしなかった場合、骨盤がつられて開きすぎることがあります。

開いた骨盤は仙骨を圧迫しますから、ここでもしっかり腰痛を引き起こす結果になります。

痛みを抱えてもトレーニングは休めない人たちのために

上記のようなトラブルを抱えて、それでも休めないと言った人におすすめが腰痛コルセットと言ってもいいでしょう。

トレーニング中でも、痛む腰を支えてくれます。

骨盤をサポートして安定感をもたらす

さてこういった腰痛を抱えてしまったアスリートやダンサー、でもトレーニングは休めないし何とか手は無いだろうかと思うのは勿論です。

他にも整体などの治療にも行くでしょうが、実際に動いている時にある程度のサポートをしてくれるのが腰痛コルセットです。

痛むと言う事は不安定さも感じるわけで、あと一歩やったらギクッと壊れてしまうのではと言う不安感もあります。

それを支えてくれるのが、腰痛コルセットですね。

骨盤に巻いておけば、サポートしてくれるのは勿論、トラブル発生中と言う事を常に自覚させてくれるので、無理な動きをけん制もしてくれるのです。

動きながらも骨盤を定位置に近づける

もう一つの腰痛コルセット使用のおすすめが、歪んだ骨盤を定位置に近づけてくれると言うものです。

特に開いてしまった骨盤を、元の定位置に戻すのは骨盤コルセットが大変に役立ってくれます。

またこれを腰に巻くことで、左右の歪みも自覚できますので、ストレッチなどで調整する時の指標にもなってくれます。

運動する人の腰痛コルセットを選ぶには

勿論運動中だけでなく、痛みがひどい時や辛い時は普段の生活でも活用しましょう。

しかし運動中の腰痛コルセットを選ぶには、やはり慎重を期したいものです。

まず何より、汗をかくと言う事を前提として素材を吟味しましょう。

通気性があり速乾性も備えた素材で作られたものが、ベストです。

またサポート性能も、どの程度の強さのものにするかもしくは、何種類か選んでおくといいでしょう。

運動を始めた直後と、時間経過によって痛みの変化や骨盤の状態など変化しますので、サポート力の違う骨盤コルセットを幾つか用意しておくとよろしいかもしれません。

サイズについても、同じことが言えます。

結構運動の始めと終わりでは、体形は変化しますので、サイズの調整が細かく出来るものを選んだ方がいいでしょう。

また勿論、動きの邪魔にならないものを選ぶのも大事です。

骨盤から腰椎にかけてサポートしてくれるコルセットは、確かにサポート性能は高く安定度も高いですが、どうしても動きの邪魔になります。

痛みの程度にもよりますが、骨盤自体をサポートしてくれるタイプのものが、運動中には邪魔になりません。

まとめ

運動をしている人の場合時に、腰痛何て恥ずかしいとか、放置すれば治るだろうなどと考えてしまう人がいるものです。

しかしせっかく腰痛コルセットと言う便利なものがあるのですから、これを活用しない手はありません。

もし以上のような心当たりがあっての腰痛なら、整形外科への通院と共に腰痛コルセットの使用も視野に入れてみては如何でしょう。

痛みの軽減と、骨盤の矯正に一役買ってくれるかもしれません。