腰痛コルセットは正しく使おう! 8つの注意点まとめ
腰痛コルセットは、つらい腰の痛みを和らげることができる、便利な商品です。
しかし、その効果を得るためには、正しい使い方が必須になります。
どんなに優れた機能を備えていても、間違った使い方では、効果を妨げてしまうことがあるのです。
では、腰痛コルセットを使うときに注意すべき、8つのポイントを紹介しましょう。
位置を間違えないようにしよう
腰痛コルセットは、正しい位置に巻くことで、その効果を最大限に発揮してくれます。
巻く位置がずれていると、本来の効果が出ず、いくら使っても痛みの軽減にはなりません。
腰痛コルセットの正しい位置は、ウエストラインの少し上なので、確実にセットするようにしましょう。
その位置であれば、骨盤と腰の両方がしっかり支えられるため、痛みを取り除くことができます。
腰痛コルセットというだけあって、つい腰骨に合わせて巻きたくなってしまいますが、それだと意味のない巻き方になってしまうので、十分注意してください。
左右を均等にして巻こう
腰痛コルセットは、巻く位置だけでなく、巻き方も重要です。
きちんと左右を均等にして巻かないと、すぐにずれてしまい、位置が合っていたとしても、効果を妨げることになってしまいます。
左右均等の状態なら、しっかり体をホールドしてくれるので、少し動いたくらいでは、ずれにくくなるのです。
痛いときは直接巻かない
腰痛コルセットをつけていると、締めつけの強さや摩擦によって痛みを感じることがあります。
そんなときは、無理をして使い続けるのではなく、痛みを和らげる工夫をしましょう。
肌着の上から巻いたり、タオルを挟むようにすると、余計な痛みを感じることはありません。
ただし、タオルを挟むなら、あまり厚くない薄手のものを使いましょう。
タオルが厚すぎると、コルセットの形を変えてしまうことがあるので、正常な効果が得られなくなってしまいます。
使いすぎに注意しよう
腰痛コルセットを巻くと、腰の痛みが軽減されて楽になります。
しかし、だからといって、あまり長時間巻いておくと、腰にはよくありません。
なぜなら、腰の筋肉を使わないことで、だんだん衰えてしまうからです。
そうなると、常にコルセットのサポートがないと、体を支えることができなくなってしまいます。
したがって、慢性化してしまわないように、痛みが治まってきたら、いったん外すようにしましょう。
コルセットに頼りきってしまうのではなく、つらいときだけ使うようにすれば、筋肉が弱ることはありません。
寝るときは巻かない
腰痛コルセットを使う時間は、なるべく日中だけにしておくのがおすすめです。
就寝するときは、必ず外すようにしてください。
寝ている間もずっと巻いたままだと、血流が悪くなってしまい、逆に痛みを強めてしまう恐れがあります。
また、人間が寝ている間は、コップ1杯くらいの発汗があるものですが、そんな時間帯に巻いたままにしておくと、あせもなどの原因になってしまうのです。
寝るときの腰の痛みは、抱き枕など、コルセット以外のもので解消するようにしましょう。
通気性に注意
蒸れるというデメリットは、寝るときに限ったことではありません。
日中につけているときも、夏の気温が高い時期は、どうしても蒸れやすくなってしまうのです。
そのため、腰痛コルセットを使うなら、できるだけ通気性のよいものを選択してください。
蒸れてかゆくなるようでは、痛み以外のストレスが蓄積されてしまいます。
メッシュ生地の商品は通気性がよいので、ぜひおすすめです。
固定しすぎない
腰痛ベルトは、体を支えることで痛みを和らげるものですが、あまり固定しすぎるのはよくありません。
固定力が強すぎるものだと、思うように体を動かせないため、転倒してしまうこともあるのです。
ぎっくり腰など、動かさない方がよい場合ならともかく、日常動作を普通に行うなら、できるだけ動きやすいものを使うようにしましょう。
そのためには、伸縮性の高い商品が最適です。
腰痛が治るわけではない
腰痛コルセットを使うときは、「腰痛が治る」という思い込みをしてしまうことがあります。
しかし、腰痛コルセットの効果は、痛みを軽減することであり、治療ではありません。
そのため、腰痛コルセットは、あくまでもサポートと考えるようにしてください。
痛みを和らげるだけでなく、原因を取り除くことも忘れないようにしましょう。
まとめ
腰痛コルセットを使えば、自分で手軽に痛みを取り除くことができますが、ただ巻いておけばよいわけではありません。
適当に使っていると、場合によっては、腰痛が悪化してしまうこともあるのです。
せっかく使うなら、間違った使い方や注意点をしっかり把握して、正しい方法を意識してください。
適切な方法であれば、腰痛コルセットの優れた効果が無駄になることはありません。