逆効果になっちゃうことも?腰痛コルセットで筋力低下を起こさないためのポイント
腰痛コルセットは、使い方次第では筋力の低下を招いてしまうものになります。
筋力が低下すると、腰にかかる負荷に対して十分な筋肉がなくなるということなので、腰痛コルセットなしではすぐに腰が痛くなるようになってしまうでしょう。
それはいうなれば、逆効果になります。
それは困るのでここでは、腰痛コルセットで筋力低下を起こさないためのポイントを紹介します。
腰痛コルセットをつける時間をなるべく少なくする
腰痛コルセットで筋力低下を起こさないためには、腰痛コルセットをつけている時間をなるべく少なくするというのが、一つのポイントになります。
腰痛コルセットは、ついつい長い時間つけてしまうものです。
たとえば朝出かける時につけて、そのまま帰宅するまでつけているという方もいれば、なんならもはやお風呂の時に以外はずっとつけているという方もいるでしょう。
でもそうして長い時間つけているから、筋力低下を招くのです。
筋力で支える必要がなくなっちゃう
長い時間つけていると筋力の低下を招いてしまうというのは、長い時間つけていると、筋力で支える必要がなくなってしまうからです。
腰痛コルセットは、腰を支えてくれるものになります。
それが腰を支えてくれるのですから、自分の筋力で支える必要はなくなるでしょう。
そうして筋力を全然使用しなくなると、当然次第に筋力は衰えていきます。
筋力というのは、使っていないとどんどん衰えてきます。
なので、しっかりと使用していかないとならないものなのです。
でも、腰痛コルセットを長い間つけすぎていると、それもできなくなります。
なので、基本的に腰痛コルセットは、あまり長い時間つけることがおすすめできないものになるのです。
ではどのくらいつければいいか
長い間つけていればいいのであれば、それを使用するタイミングも簡単に把握できるでしょう。
しかし、長い間つけていることができないとなると、それをいつつけたらいいかわからなくなることもあるでしょう。
実際腰痛コルセットはいつつければ良いのでしょうか?
腰痛コルセットをつけるタイミングとして効果的なのは、腰が痛むタイミングになります。
腰痛持ちの方だって、特に腰が痛いタイミングと、今はそうでもないなというタイミングがあるものです。
なので、自分の腰の状態をきちんと見極めて、タイミングよく腰痛コルセットを使用していくのがおすすめになります。
そうすれば、長い間腰痛コルセットをつけっぱなしにしてしまうということはなくなるでしょう。
ある程度運動するように心がける
腰痛コルセットで筋力低下を起こさないためには、ある程度運動するようにするということも大切になります。
ある程度運動していけば、当然その分腰の筋力も多少使うことになります。
だから、筋力低下を招くことは防ぐことができるようになるでしょう。
その運動というのは、別に腰痛コルセットをしたままでも問題ありません。
腰痛コルセットをしていて筋力低下を招くのは、やはりそれをしている間にほとんど動かないからです。
動かないということは、その分筋力をつかうことも少なくなるわけですから、その状態で手厚くサポートされていたら、全然筋力を使わなくなるのも当然です。
だから、それを防ぐために少しでも筋力をつかうようにするのです。
腰痛コルセットをしながらであれば、多少体を動かしても、そのせいで腰がすごく痛くなるということはそうそうないでしょう。
それならば、運動もしていけるはずです。
激しい運動である必要はない
その運動は、激しい運動である必要はないと言えます。
激しい運動をしようとしていると、そのせいでますます腰が痛くなってしまうことがあります。
どうせ運動をするのであれば、しっかりと筋力がつくような運動をしたいと考える方もいるかもしれませんが、それは逆効果になることが多いです。
なので、そうならないように、運動の強度はなるべく軽いものにしておくと良いでしょう。
たとえば、ウォーキング程度の運動で十分です。
ウォーキング程度の運動でも、しっかりと筋肉はつけていくことができます。
なのでそのくらいの無理のない運動をするようには心がけてください。
使用する頻度もなるべく少なくする
腰痛コルセットは、長い間つけていると、そのせいで筋力低下を招いてしまうと説明してきました。
でも、腰痛コルセットの使い方で、筋力低下を招いてしまう使い方は、それだけではありません。
つけている時間が多くなることでも、筋力低下は起こしてしまいますが、それだけではなく、つけている頻度が多くなることでも、筋力低下は起こしてしまうものなのです。
なので、筋力低下を起こさないためにも、毎日つけるというのは、なるべく避けた方が良いでしょう。
状態の良い時もあるはず
確かに腰痛持ちの人は、毎日のように腰が痛いことが多いです。
でも、ではかならず毎日腰が痛いかというと、そういうわけでもないのではないでしょうか?
たとえば、腰が特に痛むような原因がない日も、腰痛持ちの人にはあるはずなのです。
もし仕事で座り仕事をしている時に特に腰が痛むのであれば、座り仕事がない日や、あるいは仕事が休みの時には、たいして腰も痛まないはずなのです。
それなのにそういう時も欠かさず腰痛コルセットをつけていたら、それは頻度を多くつけすぎていることになるのも当然だと言えるでしょう。
そして結果、筋力低下を起こしてしまいます。
そうならないようにするためにも、腰痛コルセットをつける頻度は、あまり多くしないように心がけておきましょう。
徐々に時間や頻度を減らしていくのがおすすめ
でも、特に腰が痛い時には、なかなか腰痛コルセットをつける時間や頻度を減らしづらいこともあるでしょう。
そんな時には、徐々に頻度や時間を減らしていくのがおすすめになります。
別に、1日くらい腰痛コルセットをつけている時間が長くなったとしても、その1日でいきなり筋力が低下して、もっと腰が痛くなってしまうということはないでしょう。
なので、腰が痛くて腰痛コルセットをつけ始めた最初のうちは、そうして長時間つけていても、毎日つけていてもいいでしょう。
そしてある程度腰が落ち着いてきたら、それから運動する習慣をつけてみて、その上で徐々に徐々につける時間を短くして、そしてつける頻度を少なくしていけば、それによって自然と腰痛コルセットを適切に使えるようになっていくでしょう。
徐々にであれば腰も慣れやすい
徐々にそうして減らしていくのであれば、腰もそれに慣れやすいです。
いきなり支えがなくなると辛くなることもあるでしょう。
それは自転車の補助のようなものです。
いきなりそれを外されると、なかなか慣れないものですが、徐々に外し時間を長くしていって、少しづつそれがないことになれていけば、いつしか自然と補助なしで乗れるようになっていたりします。
腰痛コルセットだって同じことなのです。
だから、腰痛コルセットは、徐々に徐々につける時間や頻度を少なくして、徐々に運動するようにしていくという使い方がおすすめになります。
まとめ
腰痛コルセットで筋力低下を起こさないためには、こうしたことに気をつけて使用していくといいでしょう。
たしかに腰痛コルセットは、腰痛持ちの方にとってみれば、すごく頼りになる存在であることは間違いありません。
でもそんな頼りになる存在である腰痛コルセットも、頼りすぎると良くないのです。
だから、是非、適切に使用していってください。