痛み出してからでは遅い?予防でも使ってみたい腰痛コルセット
腰が痛むのは辛いものです。
医者に行ったとしても、すぐに痛みが無くなるわけではありません。
状態が良くなるまで、少しでも痛みを緩和したくて鎮痛剤や腰痛コルセットのお世話になる人も多いでしょう。
しかしこの腰痛コルセット、痛み出す前の予防としても充分に役立ちますので、先手を打って使用することも考えてみませんか。
本当に怖い腰痛は日常生活にも支障が
子供や学生、本当に若い人の場合は腰が痛むことはあっても、翌日にはケロッとしていることも多いはずです。
まだ年齢が若い分、腰痛と言っても骨の異常と言うよりも筋肉痛や、ちょっとした炎症で済むことが多いからです。
しかしある程度の年齢になってみると、例えば前日動き過ぎての腰痛だとしても、中々治ってくれないと言うことがあります。
と言いますのも、こういった場合に骨にも異常が出ていることがあるからです。
身体のどの部分にも言えることですが、残念ながらある一定の成長後は今度は日々衰えていくのが、身体の運命です。
骨もしっかりと形成された後、今度は弱っていく事になります。
中高年の腰痛の場合、この痛みのせいで背骨自体にも異常が出たり、痛くて動けなくなったせいで寝たきりになる危険性が出る等、多くの問題が発生することもあります。
単にちょっと腰が痛いからと、あまり放置せずに痛みが続くようなら整形外科に行く事も考慮に入れるべきでしょう。
腰痛がひどくなってしまった場合は勿論
日々の積み重ねで、骨盤や腰椎に問題が起きての腰痛の場合、徐々に進行するので最初は気がつかないこともあります。
ふとある朝起きて、痛みでびっくりすると言う事もあります。
いきなりの腰痛のようにも思えますが、これは少しずつの積み重ねがある日飽和に達して、いきなり大きな痛みになったと言っていいでしょう。
こうなると、後は整形外科での検査や、その後のリハビリに整骨などの治療を受けていく事になります。
また骨の軟骨などがすり減って、それが痛みを引き起こしたり、そのせいで骨の位置が歪んでしまったりしていた場合、いい位置に固定するために腰痛コルセットの処方が行われることがあります。
骨折などでのギプスと同じく、整骨やリハビリでいい場所に戻した骨の位置をキープする意味でも、腰痛コルセットはお役立ちなのです。
加えて筋肉サポートもしてくれますので、加齢が原因で弱ってしまった腰回りの筋肉や腹筋のサポートもしてくれると言う事です。
そんな意味でも、腰痛コルセットは腰痛緩和に治療にと役に立ってくれるわけです。
予防のための腰痛コルセットはどんな動きの予想で使用を?
では腰痛コルセットは、今は別に痛みを感じていないけど予防のために使用する、と言うのはどうなのでしょう。
腰痛になるだろうと予感されるような行動の前に
日々の積み重ねだと中々、腰の異常を感じるのも遅くなってしまいますが、仕事や運動などである程度腰痛が予想できるものはありますね。
そう言った行動の前に腰痛コルセットを使用しておくことは、腰痛予防のためにおすすめと言う事になります。
まだ痛くもないのにコルセットは大げさ、と思う人もいるでしょうが、転ばぬ先の杖と言う音もあります。
これは危ないかもしれないと思ったら、とりあえず装着を考えてみてはいかがでしょう。
実は多くの日常生活での行動に、腰痛に繋がる動きがあるのです。
急な行動は腰痛を引き起こすことが
仕事や家事などでも、腰痛に通じる動きと言うのはいくらでも転がっているものです。
例えば、かがんで物を拾うと言う行動ですが、普段ストレッチなどしていない人や、その前に動かずにいきなりと言う場合など、腰の曲げ伸ばしがスムースに行かないでしょう。
筋肉のカバーも期待出来ませんし、関節部の曲げ伸ばしもスムースに行かないはずです。
しかも重いものを持ち上げたりしたら、負担が大きく腰痛への危険は増します。
このいきなりと言うのが、結構腰痛を引き起こす原因になるので、注意が必要です。
これは筆者の経験ですが、ある時立ったままでパソコン操作しようと軽くかがみ、マウスを手に取った瞬間に腰がフリーズしました。
正直筆者は結構運動もしますので筋肉もきちんとしているはずでした。
しかし建っているところから急に中腰になったのがいけなかったのか、その後腰痛に悩まされたのを記憶しています。
特に中高年の人の場合、急に姿勢を変えたりすることには注意ですね。
ちょっと腰が危ない感じがあったら、とりあえず腰痛コルセットを付けてみましょう。
歩き過ぎや座り過ぎ
限界を超えて歩き過ぎた場合、どうしても筋肉のサポートが甘くなってしまい、腰に負担が来ることがあります。
また座っている時など、実は骨盤や腰椎に体重が集中してかかるので、腰への負担が大きいのです。
普段の行動として何気なく行っている、歩くや座るも限度を超えてしまうと腰痛の元になります。
ある人の場合、劇場で5時間続けて座っている羽目になり、翌日は腰痛で動くのもままにならない状態になったと言います。
歩くのは健康にいいとウォーキングが趣味の人も、体調などで腰に来ることがありますので注意しておきましょう。
何時もより歩く距離が長め、ある程度じっと座っているなどの行動の前に、腰痛コルセットの使用もおすすめです。
重い荷物を運んだりした時
普段の買い物でも、多くの買い物のせいでバッグが重くなり、帰宅して下ろしたら腰が痛んだ等と言う事もあるでしょう。
また旅行中、毎日重い荷物を引っ張たり下げたりして、旅行中は興奮していたこともあって気がつかなくても、帰国後に腰が痛むと言う事もありますね。
重い荷物をもったり引いたりした場合、腕の筋肉だけでは無く腋から腰の辺りまで負担が大きくかかります。
しかも片方の腕だけでとなりますと、背骨も歪んできてしまいます。
これが頻繁になってくると、かなり重症の腰痛を引き起こしてくると言う事になります。
重い荷物を運ぶ予定などありましたら、迷わず腰痛コルセットをつけておきましょう。
こういった行動が原因の腰痛に備えるべく
こういった、日常生活や加齢による腰痛の危険を回避するためにも、事前に腰痛コルセットの使用をしてみましょう。
どんなタイプの物をどう使用したら良いのか、一例をあげてみましょう。
軽めの薄手のものがおすすめ
まだ痛みも無いのでしたら、腰全体を覆うような、でも柔らかく薄いソフトなタイプの腰痛コルセットがいいでしょう。
衣服の下につけても目立ちませんので、仕事中にも周りに知られずに済みます。
薄くてもしっかりした素材の物を選べば、サポートはしっかりしてくれます。
何より、コルセットが腰にある感覚だけで、腰に気を付けなくてはと言う意識が出るのが一番の効用では無いでしょうか。
強く締め付けない物を
まだまだ予防の段階で、それほどしっかりと固定しなくていい状態なら、あまりに締め付けるのは逆効果です。
血流も悪くなることがありますので、締め付けすぎには注意しましょう。
状況に応じて、緩めたり締めたり出来るようなコルセットがおすすめです。
通勤の時には適度な締め付けで、その後仕事でかがんだり重い荷物を運んだりの時には、少し強く締めてと調整するのがおすすめです。
寝るときには外しましょう
痛みを感じている場合は、医師の意見を参考にしますので、寝ている時にもつけていたほうがいいと言われることもあります。
しかし基本的には、寝ている時には外しておいた方が、安眠のためにもいいでしょう。
強く無いと言っても一応腰回りを締めていますので、寝苦しいと言う事もあります。
予防の段階なら、寝ている時には外しておいた方がいいでしょう。
まとめ
なってからでは遅いと言う事は、腰痛だけでなく色々あるものです。
特に痛みを事前に出来るだけ予防しておくと言うのは、後々のトラブルや出費を軽減することにもなります。
腰痛コルセットは、腰痛が起きてからでなく事前に使用して予防にもおおきく役立ってくれます。
どうも近頃1日の終わりに腰がだるい、ちょっと歩くと腰に違和感が、等と言う時に予防としての使用は如何でしょうか。