マットレスの血を落とす際のよくあるミスは?4つのNGな行動

マットレスを使っているときに鼻血が出たりすると、垂れたものが付着して、汚れることがあります。

そんなときは、「早く拭かなければ」と慌てて行動してしまうこともありますが、あまり雑な拭き方をするのはよくありません。

方法が間違っていると、失敗することも多いのです。

確実に血液の汚れを落とすためにも、やってはいけないNGポイントをしっかり把握しておきましょう。

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ゴシゴシと擦る

マットレスに付着した血液の汚れを落とすには、拭くことが基本的な方法になります。

まずは大まかに血液を取り除き、残ったシミの部分を濡れたタオルなどで拭いてください。

ただし、そのときの拭き方には注意が必要です。

「汚れをしっかり落とさなければ」と考えた場合、力を入れてゴシゴシと強く擦ってしまうこともありますが、そのような拭き方だと、あまりきれいに落とすことはできません。

強い力で擦ることは、一見すると効果的なようですが、実際にはそれほどよい方法ではないのです。

きちんと汚れが落ちないだけでなく、擦ったことで広がってしまい、余計に汚く見えることもあるので、むやみに擦らないようにしましょう。

叩くように拭く

マットレスに付着した血液を確実に落とすためには、無造作にゴシゴシと擦ったりせず、叩くように拭くのがおすすめです。

タオルを擦りつけるように吹く方法だと、どうしても横に広がってしまうため、被害の拡大を防ぐことができません。

しかし、叩くように吹く方法なら広がることはないため、被害を最小限に抑えつつ、しっかりと汚れを落とすことができるのです。

付着してからあまり時間が経っておらず、固まりきっていない汚れであれば、この方法で十分にきれいな状態に戻すことができます。

「がんばって拭いたのにもっとひどい汚れになった」という事態にならないように、適切な拭き方で手入れをしていきましょう。

力を入れすぎないことも大事

マットレスの血液を落とすときは、ただ叩くだけでなく、「優しく叩く」ということを意識してください。

叩くように拭く方法なら、擦るよりもきれいに落ちるようになりますが、必要以上に力を入れるのはよくありません。

あまりドスドスと叩いていると、マットレスの表面を傷めてしまう可能性があります。

汚れを落とすためとはいえ、余計なダメージを与えるような方法は避けるべきです。

優しく軽く叩き、劣化を防いでいきましょう。

乾いたタオルでもう一度

叩くような拭き方で血液の汚れを落とすときは、濡れたタオルと乾いたタオルを両方使うことで、よりきれいな状態にできます。

濡れたタオルでトントン叩いていると、わずかな水分が加わることで、血液が滲んできます。

薄くなったところで乾いたタオルも使うようにすると、残った血液をきちんと吸い取ることができるのです。

固まっていない血液を落とすときは、この作業を繰り返し行うことが、きれいにするためのコツになります。

根気よく叩き、できるだけ多くの汚れを吸い取るようにしましょう。

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熱いお湯を使う

マットレスに付着した血液が固まっていない状態なら、叩くように水拭きすることは、かなり効果的な方法になります。

ただし、熱いお湯を使うのは避けるべきです。

汚れを落とすなら、冷たい水よりも熱いお湯の方が適しているようなイメージがありますが、血液の場合は逆になります。

お湯を使った場合、熱で血液に含まれるタンパク質が固まり、落としにくい状態になってしまうのです。

そのため、血液を拭き取るときの水拭きでは、あまり熱いお湯を使わないようにしてください。

温めすぎなければ、血液の固まりを抑えることができるため、叩く拭き方ですんなりと落とすことができます。

基本は水かぬるま湯

熱いお湯だと血液が固まるとはいえ、寒い冬の時期に手入れをすることも考えれば、常に冷水では辛いものがあります。

しかし、熱すぎるお湯を使わなければよいだけなので、その点で悩む必要はありません。

ぬるま湯程度の温度なら固まることはないため、軽く温めるくらいにとどめておけば、問題なく使うことができるのです。

夏場は水を使うとしても、寒くなってきたら、30度くらいを目安にぬるめのお湯を用意してください。

少し温かいくらいの温度に調整しておけば、手の冷たさを我慢しなくても、快適に作業を進めることができるのです。

いきなりオキシドールを使う

時間が経っていない血液であれば、丁寧な水拭きで十分に落とすことは可能ですが、かなりあとになってから発見したようなものは、すっかり固まってしまい、なかなか落とすことができません。

そんなときは、血液や皮脂といった汚れに強いセスキ炭酸ソーダか、オキシドールを使う方法がおすすめです。

ただ拭くだけでは落ちない汚れも、それらを使って拭くようにすれば、かなりきれいに落とすことができます。

ただし、オキシドールの方を使う場合には、注意点があります。

オキシドールは、水で濡らすことができないマットレスには使えないのです。

そのため、いきなりオキシドールを使うのは避け出てください。

オキシドールで汚れを落とすなら、まずはマットレスの説明書や洗濯表示をよく見て、「水洗いNG」という表記がないことを確かめるようにしましょう。

水がNGでないことをきちんと確認できれば、問題なく使うことができます。

見落としていると劣化を早めることがあるので、十分注意してください。

脱色にも注意

オキシドールには脱色効果があるので、血液を落とすときに使うなら、色落ちや変色についても注意が必要です。

柄物のマットレスにオキシドールを使うと、ひどく色が変わってしまうこともあるので、いきなり使うようなことはしないでください。

オキシドールを使いたいときは、まず目立たない部分につけてみて、色の変化がどのようなものか、事前に確認しておくべきです。

もし色が落ちるようなら、そのときは別の方法を検討しましょう。

セスキ炭酸ソーダというのは聞き慣れない名前ですが、ドラッグストアなどで普通に扱っているものなので、オキシドールが使えないときはおすすめです。

汚れを落とすことも大切ですが、マットレスへのダメージもよく考えて、なるべく負担の少ない方法を選択してください。

乾燥させていない

マットレスに付着した血液を落とすときは、汚れをふき取るだけでなく、そのあとのことにも気を配るべきです。

汚れを落としたところで満足してしまい、水拭きしたマットレスをそのまま放置していると、湿気の蓄積を増やす原因になってしまいます。

ザバザバと水をかけたわけではないため、軽く考えてしまうこともありますが、油断は禁物です。

染み込んだ湿気が少しずつ増えていけば、嫌な臭いがしたり、カビやダニが繁殖したりすることも考えられます。

そのような湿気のデメリットを防ぐためには、湿ったまま放置せず、水分を蒸発させるようにしてください。

こまめに湿気をリセットしていれば、多量にたまりすぎるようなことは起こりません。

風通しのよい場所に立てかける方法でも、布団乾燥機を使う方法でもよいので、しっかり湿気をとばすようにしましょう。

まとめ

マットレスに血液が付着したときは、「とにかく早く拭いてしまおう」と焦ることもありますが、ここで紹介したようなNGポイントには、十分注意してください。

ゴシゴシと擦ったり、拭いたあとにただ放置していたりすると、思わぬ失敗をすることがあります。

正しい方法ならデメリットを防ぐことができるので、NGなことは確実に避けていきましょう。