経年劣化したマットレスを買い替える最適な時期

寝具として快適に使っていたマットレスも、長年の使用によって経年劣化していきます。

どの時点でマットレスを買い換えるべきか、判断に迷う場合もあるでしょう。

マットレスに不具合が生じた場合が買い替えの時期と考えるべきですが、具体的にどのような兆候が現れた時なのかを知っておくと、上手に買い替えのタイミングを計ることができます。

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快適なマットレスは寝心地の良さの条件

睡眠の質の良さは、健康な生活にとって必須のことです。

しかし、体に合わなくなったマットレスを使用していると、その質が下がってくる可能性があります。

「疲れが取れない」「体が痛い」など心身にとってマイナスな兆候が生じた場合は、マットレスの買い替えを考える必要があるでしょう。

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マットレスを買い換える時期

マットレスの寿命は、種類や品質に影響を受けるため一概に線引きすることは難しい面があります。

品質の良いマットレスは長持ちする傾向がありますが、低価格で品質のそれほど良くないマットレスは早く劣化していくケースが多いです。

また、日常の使い方やメンテナンスによっても耐久性は変わってくるため、その面の意識も必要です。

一般的には、10年程度を限度として買い替えが必要になるケースが多いです。

もちろん不具合がなければそのまま使い続けても構いませんが、逆に言えば2年や3年程度で劣化するマットレスもあるため、使用している状況で判断する必要があります。

マットレスのへこみ

マットレスがいびつな形になってきた場合は、劣化が進んでいると考えられます。

寝ている箇所が沈んでいるような場合は、反発力が低下しています。

そのまま使い続けると、寝ている姿勢が歪んで、体に不具合が生じる場合もあります。

バネの劣化

バネ付きのマットレスも同様です。

バネのきしむ音がひどくなったり、バネ自体がへたってきたりすると、寝姿勢に影響が出て寝心地が悪くなります。

バネの劣化が原因のため、こういった場合も買い替えを検討する時期です。

衛生状態にも注意

長年の使用によって、衛生状態に影響が出ることもあります。

カバーやシーツを使用することで、マットレスの衛生状態を維持することができます。

それでも、状況によっては長年の使用でマットレスにダニやカビが発生する場合もあります。

衛生状態の悪化で、健康状態に悪影響を及ぼすこともあるため、思い当たる点があれば買い替えを検討する時期と考えられます。

寝起きの体の状態をチェック

マットレス自体から判断できなくても、寝起きやその後の体の状況で判断することもできます。

寝起きの時に体に痛みが生じているような場合は、マットレスの不具合が原因であるケースも多いです。

私自身も、使い続ける中で厚みがなくなってしまったマットレスをそのまま使い続けていた経験があります。

寝ている最中に硬さを感じ、寝起きには毎日のように体のどこかに痛みがありました。

睡眠の質が悪いと、その日の仕事や日常生活に影響が出ることも多いです。

マットレスを買い換えたことで、体の痛みは生じなくなりました。

長持ちするマットレスの使い方

マットレスを長持ちさせる秘訣は、特定の場所だけに重みをかけるのではなく、マットレスの位置を変えるなど工夫すると効果的です。

また、定期的にマットレスを日干しして衛生面にも配慮するといいでしょう。

カバーやシーツも定期的に洗濯して、清潔さを確保することが大切です。

購入時に品質の高いものを選ぶ

丁寧に使用しても、品質の低いマットレスの場合は、高品質のものに比べて早い段階で劣化する傾向があります。

購入時に、しっかりした品質が確保されているものを選ぶ方が長持ちし、結果的に得をする場合が多いです。

高級マットレスになればなるほど長持ちする可能性も大きくなりますが、もちろん購入費用には限度があるため、できるだけコストパフォーマンスに優れたマットレスを探す必要があります。

その際におすすめなのは情報収集です。

店舗購入の場合は、実際に寝心地を確認して判断するといいでしょう。

また店員に自分の希望を伝え、より合った商品を探すことも有効です。

ネット購入の場合は、多数の品の中から選ぶことができるため、逆に情報が多すぎてどれを選んでいいか判断に迷う場合もあります。

商品説明は詳細に書かれていることが多いため、しっかり目を通しておくことが大切です。

実際に使用した人の口コミ情報を参考にすることも、判断のポイントになります。

また、マットレスの質は価格に比例する部分もあるため、どの程度の予算が使えるかを事前に検討しておくことも必要です。

まとめ

マットレスはそこまで頻繁に買い換えないという印象があるため、買い替えの時期を逸してしまうこともあります。

しかし、どんなに品質の良いものでも10年の使用は一つの目安です。

低価格のものであればもっと早い段階で使用に適さなくなるものがあるため、質の良い睡眠を維持するためにも早い目に買い替えを検討するといいでしょう。

またマットレスの素材によっても寿命が違う面もあるため、購入前に素材に対する知識を持っておくと役立ちます。