腰痛対策にマットレストッパーを使うには?注目すべき4つのポイント

TEMPUR (テンピュール) トッパー7 Q クィーン 厚さ7cm (幅160×195cm)

マットレストッパーは、腰痛に悩んでいる人なら、なるべく腰への負担が少ない製品を使いたいものです。

しかし、マットレストッパーにはさまざまな種類があり、漠然と選んでいたのでは、よいものを見つけることはできません。

また、使い方によっても、腰にかかる負担は違ってきます。

そこで、腰痛対策にマットレストッパーを利用する際のポイントを、詳しく説明しましょう。

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高反発素材を選ぼう

マットレストッパーには、マットレスと同じように、高反発素材を使った製品と、低反発素材を使った製品があります。

そして、腰への負担を考えたとき、避けた方がよいのは低反発素材のマットレストッパーです。

低反発は復元力が低く、一度沈んだら、ゆっくり時間をかけて元の形に戻る性質があります。

つまり、体が沈んだ状態が長く続くことになるのです。

これは、寝心地をよくするためには役立つ特徴ですが、腰にかかる負担は大きくなってしまいます。

なぜなら、体が沈んでいると、寝返りがしづらくなるからです。

人間は、無意識に寝返りをうつことで、体に負担をかけない楽な姿勢で眠ることができます。

しかし、寝返りがしづらくなり、回数が減ってしまうと、同じような姿勢を長時間続けた結果、腰に痛みを感じるようになるのです。

そのため、腰への負担を少しでも減らすなら、体が沈む低反発ではなく、体を跳ね返してくれる高反発を選びましょう。

高反発がよい理由

高反発素材のマットレストッパーは、低反発とは逆に復元力が高く、沈んでもすぐに形が戻ります。

そのため、体を跳ね返す力が強く、沈んだ状態が続くことはありません。

これは、マットレストッパーの上で体を動かしやすくなるということです。

無意識に動いて姿勢を変え、常に楽な状態で眠ることも、簡単にできます。

また、反発力が高いと、体がしっかり支えられるため、背骨の正しい角度を維持することもできるのです。

柔らかい製品や低反発の製品だと、ふわふわとした寝心地のよさはありますが、体が沈みすぎてしまう恐れもあります。

そうなると、背骨本来の自然なS字カーブが保てなくなり、腰への負担が増大してしまうのです。

しかし、高反発なら沈みすぎる心配はなく、背骨の角度も、立ったときに近いきれいなS字を維持できます。

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反発力に注意しよう

腰に負担をかけないためには、高反発素材のマットレストッパーが適していますが、高反発ならどれでもよいわけではありません。

高反発マットレストッパーの中にも、反発力の違いはあります。

その中から、自分に合った反発力の製品を選ぶことが大切なのです。

自分に合わない製品を選んでしまうと、たとえ高反発の製品でも、腰を痛めることになります。

例えば、小柄で体重の軽い人が、最も反発力の高い製品を使った場合、体が浮いて腰が反る状態になってしまうため、負担が大きくなるのです。

このような失敗を避けるには、自分の体格と反発力が合っているかよく考え、なるべく自然な姿勢が維持できる製品を見つけるようにしましょう。

反発力が強いものは大きい人向け

高反発マットレストッパーの中でも、特に反発力の高い製品は、大柄で体重が重い人に適しています。

体が大きい人の場合、反発力が低い製品では体重を支え切れないため、腰の負担を減らす効果は、あまり発揮されないことが多いです。

そのため、体重が重い人は、反発力の高さを重視して選んでください。

軽い人には合わない反発力でも、重い人が使うなら、ちょうどよい具合に体を支えてくれます。

また、反発力の高い製品は、厚みがあることもポイントです。

体の大きい人が使う場合、通常の厚さでは圧力に耐えきれず、すぐへたってしまいます。

しかし、厚い製品ならば、体重の重い人が毎日寝ても、劣化しづらいのです。

マットレスと組み合わせよう

高反発のマットレストッパーは、「腰痛を改善する効果が高い」と思われがちですが、これは間違いです。

すでに説明してきたように、高反発マットレストッパーを使えば、腰の負担を減らすことはできます。

しかし、基本的にマットレスの上にかぶせるだけのマットレストッパーでは、改善するまでの強い効果は期待できません。

あくまでも補助的な役割をもつ製品であることを忘れないようにしましょう。

ただし、使い方によっては、より高い効果を発揮することも可能になります。

それは、高反発マットレスと組み合わせた場合です。

マットレストッパーの性能は、下に敷くマットレスによって左右されます。

そのため、組み合わせるマットレスも高反発な製品にしておけば、腰の負担を軽減する効果は、より強くなるのです。

腰痛対策をするなら、マットレスもマットレストッパーも、高反発のものを選びましょう。

マットレスはフラットに

組み合わせるマットレスがマットレストッパーの効果に影響を与えるということは、よい面ばかりではありません。

もしマットレスの状態が悪ければ、マットレストッパーの効果も低下してしまうことになるのです。

したがって、マットレストッパーをマットレスに被せるときは、へこみなどを直して、なるべくフラットにしておきましょう。

マットレスが平らになっていないと、マットレストッパーの効果は半減してしまいます。

それだけでなく、でこぼこにより姿勢が崩れ、腰の負担を大きくすることもあるのです。

マットレスがどうにもならないほど劣化しているようなら、早めに交換することをおすすめします。

通気性も重要

腰痛対策をする場合、通気性は特に関係がないと思われがちであり、あまり重視しない人も多いです。

しかし、通気性が悪いマットレストッパーは、長く使うことができません。

湿気がこもれば、カビなどが発生しやすくなるため、すぐに買い替えなければならないのです。

これは、腰痛対策を考えるなら、避けるべきポイントになります。

なぜなら、本当に効果的な腰痛対策をするには、継続することが必須となるからです。

どんなに性能のよいマットレストッパーでも、すぐにやめてしまったのでは、十分な効果を得ることはできません。

そのため、マットレストッパーを選ぶときは、ぜひ通気性のよさにもこだわってください。

通気性がよいものは蒸れにくいので、腰痛対策だけでなく、快適な睡眠のためにも役立ちます。

湿気をとばして大切に使おう

マットレストッパーを長持ちさせるには、湿気の対策もしっかり行いましょう。

通気性のよい製品を選んだとしても、それを敷きっぱなしにしたのでは、さすがに湿気がたまってしまいます。

そのため、ときどきは干して乾燥させ、こもった湿気を除去することが大切なのです。

ただし、干すときは日光に注意してください。

高反発のマットレストッパーには、ウレタンを使用している製品が多くあります。

ウレタンを日光に当てると、耐久性が落ちてしまうため、長持ちさせるにはよくないのです。

マットレストッパーを干すなら、風通しのよい場所で陰干しににして、なるべくダメージを与えないようにしましょう。

湿気の蓄積や余計なダメージを防ぎ、長持ちさせることができれば、より確実な腰痛対策が可能になります。

まとめ

マットレストッパーは、マットレスに被せて使うものであり、単体ではその効果を発揮できません。

しかし、マットレスとしっかり組み合わせて使えば、腰痛対策をより確実なものにしてくれます。

その際は、ここで紹介したポイントを意識して、マットレストッパーの性能を十分に引き出すようにしましょう。

適切なものを正しく使えば、マットレスだけで行う対策よりも、高い効果を得ることができるのです。