高反発マットレスは果たして正しい体勢で寝ることに貢献するのか?
マットレスの材質でも高反発のものを取り入れることで理想の寝心地を手に入れるというのがこの寝具業界の最近のブームです。
この手の技術が向上したおかげで実現可能となった新たな寝具ですが、果たして本当に体に良いのでしょうか?
また、そもそも高反発というフレーズはどこまで信じて良いのでしょうか?
高反発の素材について調べ、正しい使い方を検証してみました!
またおすすめの高反発マットレスもいくつか見てみましょう。
>>おすすめ腰痛マットレスランキングそもそも高反発とは?
以前ですと良く耳にしていたのが低反発のタイプの製品で枕によく見かける商品です。
では、この高反発と低反発にはどのような違いがあるのでしょうか?
低反発とはゆっくりと元の形に戻る素材を表します。
一方、高反発とは弾力の反応が強くてもとに戻ろうとする力が強いものを表します。
そして、素材として密度が30あるいは35以上であるのなら理想的です。
この密度とはkg/㎥で表されている数値のことで、高いものですと80以上のものも存在します。
このように弾力が強いわけですから、ウレタン系のマットレスにありがちな、使用してもうヘタリが見えるというもろさがない性質をもっています。
では、これだけ体重に対して反発する力が大きいというわけですから体圧にたいして力が分散するという作用には問題はないのか?
という疑問があります。
そこで、体圧を分散する影響力あるいは効果だけに限定して話すのなら確かに低反発のほうが効果的であると言えます。
しかし、ここで思い出したいのが寝るという姿勢は一定ではないという事です。
寝返りに加えて、背筋の背後にある脊椎もS字であるという点などを考慮すると、圧がかかる部分が様々であるという事です。
それに、畳の上に敷き布団で寝ると比較的、健康的な睡眠を助けると言われているように、ただ低反発で柔らかいだけでは良くないという事です。
では、高反発マットレスは寝具として理想的なのでしょうか?
>>おすすめ腰痛マットレスランキングこの高反発な特性は寝具として理想的なのか?
ここで、そもそも寝るという状態についてある程度の理解を得ておきたいと思います。
腰に最も負担のかからない状態がS字の姿勢を維持できる状態です。
そして寝返りは少ない人で一桁ほどの数ですが、多い人ですと30回以上は寝返りをします。
もちろん、調査の段階では寝返りが多い人ほど健康的であると断定はできないものの、寝返りによって血液の循環を良くする効果があります。
また、基本的に快眠は比較的涼しい環境であることから寝返りで体の一部の体温が上がり過ぎるというのを防ぐことができ体温を調整するという働きもあると考えられています。
そうなると、低反発タイプのマットレスは体が沈んでしまい寝返りができなかったり、できたとしても力が必要な動きとして睡眠中には適切でないエネルギーが消費されます。
また、普通のふわふわベッドでもありがちな問題ですが、比較的体の圧がかかるお尻が沈むという問題もあります。
一方、高反発マットレスはこれらの問題をクリアーして、寝心地をよくする効果があります。
睡眠に関する研究が進むにつれて確かに高反発マットレスは理想の眠りを提供してくれる寝具の一つであるといえます。
高反発マットレスでも使用に関して気を付けなければいけない事とは?
では、高反発のマットレスを手に入れるにあたって注意すべき点はあるのでしょうか?
高反発マットレスを使用したことがない方にとってこの点も入手する前に知っておきたい情報です。
幾つか考えられますが、大きく分けて通気性と自分の体(体重)に合うかどうかの2つの点に絞ることができます。
通気性に関しては、やはりウレタンのようなタイプだと通気性がないので暑い日には不快感があります。
そこで、3次元の立体感のある素材で仕上がった高反発マットレスは通気性に優れています。
エアリープラスと呼ばれるものやブレスエアーといった素材は通気性に優れた特徴を持っています。
また、自分の体に合うのかどうかを確認するうえで仰向けになった時に自分の体重が全体的にしっかりと受け止めてくれるものが良く、お尻が下がり過ぎないものが理想的です。
そして、高反発マットレスというネーミングがあるものの、その密度は十分に凝縮されているのかどうかも確認しておく必要があります。
密度は30以上であることは大切です。
もちろんそれにこだわり過ぎる必要もありませんが、一つの指針として品調べの助けになります。
そして、高反発マットレスの利用法としてベッドの上、あるいは床でも敷き布団の上高反発マットレスを敷くという方法で使用することもおすすめします。
もちろん、その場合には薄目のマットレスを使用する場合です。
おすすめされている高反発マットレスとは?
では、実際に高反発マットレスとしてどのようなマットレスがあるのでしょうか?
確かに、高反発マットレスは合うかどうかはその個人によります。
よって今回、紹介するものは比較的、上記で取り上げた課題をクリアーしている、あるいはそれに近いものをご紹介します。
おすすめの高反発マットレスはたくさんありますが、やはり個人がしっかりと確かめてから購入することを何よりもおすすめしたいと思います。
ottostyle.jp 高反発マットレス
こちらの高反発マットレスは密度が30Dで高反発の最低限のレベルはクリアーされたマットレスです。
暑さが10cmということで十分な分厚さで、硬さが180Nでしっかりとした寝具で快眠を期待できます。
素材自体はウレタンではあるものの値段が高反発マットレスにしては\10,000以下なのは魅力的です。
しかも、選択が可能で折りたたみではなくフラットなタイプなので、部分的に沈み込みこむという問題の心配がありません。
また、遊離ホルムアルデヒドの商品なのでお子様にも安心の素材です。
さらに、カバーもさわり心地の良いパイル生地を使用しているので気持ち良く寝れます。
こちらの高反発マットレスを試してみたいという方におすすめできる商品です。
タンスのゲン 高反発マットレス 極厚10cm
こちらも比較的安くてしかも30Dというタイプの高反発マットレスです。
選択も可能で付きやすさと管理の容易さという点でおすすめできます。
高反発マットレスは値段が高いというのが普通ですが、ここで間違って高い値段で高反発マットレスを買って、使用してみると自分の体に合わないという怖さがあります。
そこで、初めて高反発マットレスを使用するという方におすすめできます。
マニフレックス 三つ折り マットレス 高反発
こちらは、高級、高品質なマットレスで、通気性に優れながらも高反発マットレスというものです。
通気性の良さの秘訣は素材としてエアサーキュレーションメッシュ素材を使用しているからで、それでいて三つ折りで収納もしやすい便利さも兼ね備えています。
しっかりとオールシーズン高反発マットレスを使いたいという方におすすめします。
アイリスオーヤマ マットレス エアウレタン 高反発 MTRK-S
こちらも通気性が良くて高反発なマットレスで、しかも選択が可能な商品です。
また、3つに折りたたむことができる優れモノで収納にも問題はありません。
こちらの高反発マットレスの使用に関しては、ベッドや敷き布団との併用をおすすめします。
手入れさえしっかりとしておけば長く使用していただくことも可能で、体の調子に合わせて使用することもおすすめします。
まとめ
高反発マットレスは今の快眠がより必要とされる今の時代に適した素晴らしいアイテムだといえます。
正確な情報を入手されるのならその利用方法や管理の仕方もわかってきます。
確かに高反発マットレスの素材は良い眠りをサポートしてくれます。
でも、マットレスだけでなく普段の規則正しい生活習慣も重要です。
また、ストレスとも上手に付き合っていくことも大切です。
素晴らしい道具に頼り切ることはできませんが、私たちを助けてくれるものです。