高反発マットレスを使うとどんな効果がある?メリットと注意点について
マットレスは、毎日の睡眠を快適なものにする魅力的なアイテムです。
中でも、高反発マットレスには、さまざまなメリットがあり、多くの人気を集めています。
高反発マットレスをうまく使えば、睡眠だけでなく、腰痛を防ぐ効果もあるのです。
では、高反発マットレスの人気の理由と、効果的な使い方について、詳しく説明していきましょう。
>>おすすめ腰痛マットレスランキング高反発マットレスの特徴
高反発マットレスには、快適な睡眠をもたらしてくれる、3つの特徴があります。
これらの特徴が、高い人気につながっているのです。
復元力が高い
高反発マットレスの最も大きな特徴といえば、やはり復元力の高さです。
復元力が高いということは、一度へこんでも、すぐに元の形に戻るということです。
マットレスの復元力の高さは、体の沈みすぎを防止するために役立ちます。
体がマットレスに深く沈んでいると、寝返りが少なくなったり、姿勢が悪くなったりしがちですが、適度に跳ね返す力があれば、そうしたリスクは軽減できます。
耐久性が高い
マットレスは、使っているうちに、どうしてもへたってきます。
そうなると、どんなに品質のよいマットレスでも、その効果を十分に得ることはできません。
しかし、高反発のマットレスには、簡単に型崩れしない頑丈さがあります。
また、高い復元力のおかげで、変にクセがつくこともなく、いつも快適に使うことができるのです。
このため、高反発マットレスは、他のマットレスよりも長持ちするのがメリットであり、何度も買い替えるようなことはありません。
通気性がよい
マットレスは、長く使っていると、カビやダニなどの発生も気になるところです。
それらの原因は、蓄積された湿気であることも多いですが、高反発マットレスならば、湿気をため込む心配はありません。
高反発マットレスは、とても通気性がよいことが特徴なのです。
通気性がよいと、湿気を逃がすことができるため、カビやダニが増えることはなくなります。
また、涼しさを感じることもできるため、夏の寝心地もよくなるでしょう。
>>おすすめ腰痛マットレスランキングなぜ腰痛対策になるのか?
高反発マットレスは、効果的な腰痛対策になることでも注目を集めています。
それには、主に2つのポイントがあるのです。
寝返りがしやすい
腰痛を防ぐには、寝ている間に、しっかり寝返りをする必要があります。
寝返りは、体の同じ部分だけに圧力がかかることを避けられるため、腰によい効果があるのです。
もし寝返りをしなかったら、腰を始め、体の各部に痛みを感じることになるでしょう。
しかし、復元力が弱かったり、柔らかすぎるマットレスに寝ていたりすると、寝返りが少なくなってしまいます。
そうしたマットレスは、体が沈んだまま固定されてしまうので、無意識に寝返りを躊躇してしまうのです。
一方、高反発マットレスの場合は、高い復元力により、体が適度に跳ね返り、固定されるようなことはありません。
動きやすいため、十分な寝返りが可能であり、腰にかかる負担を軽減できます。
姿勢が安定する
腰痛になってしまう原因には、寝ているときの姿勢の悪さもあります。
姿勢が悪い状態が長時間続くと、腰を痛めやすくなってしまうのです。
そのため、寝ているときも姿勢をよくする必要がありますが、体が沈んでしまうようなマットレスを使うと、なかなか姿勢が安定しません。
しかし、高反発マットレスは、体を適度に跳ね返してくれるので、正しい姿勢を維持しやすくなります。
正しい姿勢というのは、背骨がきれいなS字になった状態のことです。
適度な跳ね返りは、体をしっかり支えることになるので、このS字を保ったまま眠ることができるのです。
それならば、腰に負担がかからないので、腰痛を予防したり、改善したりできます。
こうした理由から、高反発マットレスは、腰痛対策のために重宝されているのです。
使うときのコツ
高反発マットレスは、使い方を間違えてしまうと、十分な効果が得られないことがあります。
せっかく使うのなら、特性を生かすような正しい使い方を意識しましょう。
上に敷いて使おう
高反発マットレスの効果をしっかり得るためには、なるべく直に寝るのがおすすめです。
敷き布団や他のマットレスを上に重ねたりすると、それが邪魔になり、効果をうまく発揮できなくなります。
高反発マットレスを使うなら、常に上に敷いて、直接体を預けることが大切です。
ただし、直に寝るといっても、清潔に使うためのシーツやパッドは忘れないようにしましょう。
また、上に敷くことのメリットは、軽さにもあります。
上に敷いたマットレスは、なるべく干すようにしたいところですが、通常のマットレスは重いので、干す回数が少なくなりがちです。
しかし、軽くて移動させやすい高反発マットレスなら、こまめに干すのも簡単なので、湿気などよる劣化を防ぎやすくなります。
なるべくフラットに
高反発マットレスの効果が最も大きくなるのは、フラットな状態で使ったときです。
そのため、下に敷くものには注意する必要があります。
もし下の布団が小さかったり、中身が偏っていたりすると、フラットな状態ではなくなってしまうため、高反発マットレスの効果は半減してしまうでしょう。
効果を妨げないようにするには、マットレスに近い大きさで、偏りなどがなく、厚みが均一な布団を使用してください。
また、布団が平らになるように、少しならしてから使うのもよいでしょう。
そうしておけば、高反発マットレス本来の効果が最大限に発揮されます。
注意点
正しい使い方に続いて、間違った使い方も紹介します。
高反発マットレスの効果を妨げないためにも、間違った使い方は、確実に避けるようにしてください。
フローリングは要注意
高反発マットレスを使う場合、ベッドばかりとは限りません。
床に敷いて使うこと場合もありますが、フローリングの床には注意が必要です。
フローリングに敷くと、どうしても通気性が悪くなります。
高反発マットレスは、基本的に通気性がよいものですが、フローリングでは湿気の逃げ道がなく、さすがに湿気がたまってしまうでしょう。
そのため、フローリングに直接敷くのは、できるだけ避けてください。
もし、どうしても敷かざるをえない場合は、すのこを利用しましょう。
すのこの上に敷くようにすると、空気の通りがよくなるため、湿気をため込むことはありません。
さらに、定期的にすのこの上に立てかけるようにすると、湿気対策はより確実になるでしょう。
低反発マットレスは併用しない
高反発マットレスの下に、もうひとつマットレスを敷く場合は、低反発以外のものがおすすめです。
なぜなら、低反発と高反発は、相性が悪いからです。
低反発マットレスは復元力が低く、体が沈んでも跳ね返らず、そのまま固定されることが多くなります。
つまり、高反発とは真逆の特性をもっているわけです。
まったく逆の性質を合わせて使っても、その効果を正常に発揮することはできません。
そのため、高反発マットレスは単体で使うか、何か敷く場合でも、なるべく通常のマットレスを使用するようにしてください。
まとめ
高反発マットレスをうまく活用すれば、体にかかる負担が少なくなり、快適な睡眠ができるようになります。
また、腰痛の対策としてもおすすめなので、腰の悩みを抱えている人は、ぜひ使ってみましょう。
ただし、その際は、ここで紹介したコツや注意点を忘れないでください。
適切な使い方をすれば、その効果はより高まるでしょう。