マットレスの寝苦しさはどうしたら解消できる?5つの対策
マットレスは、快適な睡眠のために必要な寝具ですが、使い方によっては、寝苦しさを感じてしまうことがあります。
特に、夏は要注意です。
夏は気温や湿度が高いため、かなり寝苦しく感じるものですが、マットレスの使い方が悪いと、さらに不快感が増すことになります。
寝苦しさを解消するためには、使い方に注意して、しっかり対策を行いましょう。
>>おすすめ腰痛マットレスランキング定期的に天日干しする
マットレスを使っているとき、寝苦しさを感じてしまう原因は、蓄積された湿気にあります。
大量の湿気がたまっていると、マットレスはとてもジメジメしてしまいます。
そんな状態では、寝ている間にかいた汗が、いつまでも蒸発せずに残ることになってしまい、体温がなかなか下がりません。
汗がしっかり蒸発するくらい乾燥していれば、体温が下がって眠りやすくなりますが、湿ったマットレスに寝ていたのでは、そうした効果は期待できないのです。
そうなると、ただでさえジメジメしている夏は、さらに蒸し暑く、不快な寝心地になってしまいます。
したがって、マットレスの寝苦しさを解消したいのであれば、なんとか湿気を軽減しなければなりません。
たとえ周囲が蒸し暑くても、マットレスがカラッとしていて、汗の蒸発がしやすくなっていれば、少しは涼しさを感じることができます。
そのためには、マットレスを敷きっぱなしにしないでください。
ずっと敷いたままにしていると、こもった湿気を逃がしてやることができません。
それでは、ただ内側にたまるばかりであり、いつまでもジメジメと蒸し暑いままになってしまいます。
湿気をできるだけ少なくするためには、きちんと干すようにしましょう。
干す前には確認を
マットレスをときどき天日干しにしていれば、たまっていた湿気をとばし、乾燥させることができます。
それなら、蒸し暑い季節でも、かなり寝苦しさを軽減できるのです。
ただし、マットレスを干すときには、天日干しが可能な商品かどうか、必ず確認することを忘れないでください。
一口にマットレスといっても、さまざまな商品があり、中には日光で劣化するものもあります。
それを知らずに天日干しにしてしまうと、寝苦しさを解消するだけのつもりが、マットレスの寿命をどんどん縮めてしまうことになるのです。
いくら乾燥させることができても、劣化を早めるような方法は避けなければなりません。
そのため、説明書などをよく見て、どんな干し方が適切なのか、しっかり確かめてください。
もし天日干しがNGなら、日光を使わない干し方をする必要があります。
陰干しをする
陰干しは、天日干しとは違い、なるべく日光が当たらない場所で乾燥させる方法になります。
そのため、日光で劣化するようなマットレスを干すには、最適な方法です。
高反発マットレスなどは、中のウレタンが日光で劣化してしまうので、天日干しではなく、陰干しで乾燥させてください。
ただし、日陰で干すときは、風通しのよさを必ずチェックしておきましょう。
空気の流れがない密室に置いたりすると、さすがに日光なしでは乾きません。
きちんと風通しのよい場所を選んでおけば、日光の助けを借りなくても、湿気をとばすことができるのです。
>>おすすめ腰痛マットレスランキングローテーション
湿気によるマットレスの寝苦しさを解消するためには、干すだけでなく、敷き方をローテーションさせる方法もおすすめです。
ずっと同じ敷き方で使うのではなく、定期的に裏表や上下を入れ替えてみてください。
そうすることで、寝苦しさの原因となる湿気の蓄積を抑えることができます。
同じ敷き方だと、風通しが悪くなりがちな裏面の湿気は、なかなか軽減できません。
その場合、裏にばかり湿気が集中してしまうことも多いのです。
しかし、敷き方をローテーションさせていれば、裏になる面が定期的に変わるため、湿気の蓄積が偏る心配はありません。
マットレスをより快適なものにするためには、干す対策と一緒に、ぜひ試してみてください。
長持ちする
マットレスをローテーションさせるメリットは、湿気の軽減による寝苦しさの解消だけではありません。
体重をかける部分が定期的に変わるため、へたりを防ぐことができるのです。
同じところにばかり寝ていると、どうしてもその部分だけが凹みやすくなってしまいますが、ときどき敷き方を変えていれば、荷重が集中することはありません。
マットレスが使えなくなるときは、へたりが原因になることも多いので、長持ちさせたいなら、しっかりローテーションを行いましょう。
通気性のよいベッドを使う
湿気による寝苦しさを解消するのであれば、マットレスを乗せるベッドにも注目してください。
ベッドにもいろいろありますが、収納付きだったり、足がないベッドだったりすると、湿気がたまりやすくなってしまいます。
これは、マットレスの中にこもった湿気を、逃がしてやることができないからです。
収納付きのベッドや足がないベッドは、下から湿気を逃がすための隙間がないので、どうしても湿気がこもってしまいます。
それでは、真夏の寝苦しさを解消することはできません。
湿気を減らして快適に眠るためには、ベッド下の通気性もしっかり確保しておきましょう。
すのこやメッシュがおすすめ
湿気を軽減するためには、なるべく隙間が多く、通気性のよいベッドが必要になります。
そのためには、床板部分がすのこになったものや、メッシュになったものを選びましょう。
すのこやメッシュなら、湿気を逃がすための空気の通り道があるため、マットレスのジメジメした不快感を抑えることができます。
ベッドを壁から離す
マットレスに湿気をためないようにするなら、ベッドのタイプだけでなく、置く位置にも気を配って下さい。
ベッドを設置するときは、壁に寄せることも多いですが、あまりぴったりと密着させるのはおすすめできません。
壁に密着した状態だと、通気性が悪くなってしまうため、湿気の蓄積がひどくなる可能性があるのです。
湿気の少ない快適なマットレスを使うためには、壁に寄せるとしても、くっつけてしまうのではなく、10cmくらいの隙間を空けるようにしましょう。
そうすれば、ベッド周辺にしっかり空気が通るようになり、湿気がたまりにくい環境をつくることができるのです。
床には敷かない
マットレスの寝苦しさを軽減するなら、床に敷く方法はなるべく避けてください。
フローリングの床に敷いたりすると、湿気の逃げ道が完全に塞がってしまい、ひたすら内側にこもることになってしまうのです。
また、冬に使うときは、結露による湿気にも注意しなければなりません。
体温で温まったマットレスと、冷え切った床の間に結露が発生し、マットレスの湿気を増加させてしまうのです。
そうしたデメリットを防ぐには、床ではなく、通気性のよいベッドの上で使うようにしましょう。
どうしても床に敷かなければならない事情があるときは、諦めてただ敷いてしまうのではなく、すのこや除湿シートを使って、少しでも湿気を軽減できるような工夫をしてください。
また、敷いたままにするのではなく、寝るとき以外は、その場に立てかけておくことも大切です。
全体を空気に晒す時間を多くして、湿気がこもらないようにしておきましょう。
まとめ
マットレスは、ぐっすり眠るためには欠かせない寝具なので、寝苦しさを感じるようなときは、そのまま放置したりせず、しっかり対策を行ってください。
ジメジメして寝苦しいものを使っていると、睡眠不足になり、体調を崩してしまうことがあります。
健康を維持するためにも、常に湿気を減らして、快適なマットレスを使うようにしましょう。